ChatGPTは文章の下書きや情報整理に役立ちます。使う前には「何を入力してよいか」と「回答をどう確かめるか」を決めておきましょう。文章が自然でも、内容が正しいとは限りません。
入力した情報の扱いを一律に考えない
「ChatGPTに入力した内容は学習に使われない」と、すべての利用者について言い切ることはできません。利用するサービス、プラン、ワークスペース、データ設定などを確認する必要があります。OpenAIのデータ設定の案内を参照し、自分のアカウントの設定と最新の説明を確認してください。
ChatGPTの画面を使う場合と、OpenAI APIを利用する場合も分けて考えます。APIのデータ管理の説明では、明示的に共有へ同意しない限り、APIデータをモデルの学習・改善に使わないとしています。ただし、学習に使わないことと、データが一切保存されないことは同じではありません。
設定だけを理由に、他人の個人情報や勤務先の秘密を自由に入力してよいわけでもありません。勤務先や依頼者のルール、資料を利用する権限を確認しましょう。
文章作成は情報を置き換えて頼む
問い合わせへの返信を考えてもらうなら、実在の氏名、メールアドレス、電話番号、注文番号を、そのまま入力しなくても下書きを作れます。
入力例:
商品の配送状況を問い合わせたお客様への返信を考えてください。氏名は「お客様」、注文番号は「注文番号」と表記してください。配送日は未確認なので断定せず、確認後に連絡する旨を伝えてください。短く丁寧な文面にしてください。
これは説明用の例です。実際の返信では、担当者が事実と対応可能な内容を確認し、必要な情報を自分で入れます。確認していない配達日や補償を約束しないでください。
回答を確認する順序
- 質問で指定した条件に合っているかを見る。
- 日付、金額、商品名、法律、医療、仕様などの重要な事実を一次資料で確かめる。
- 引用やリンクが実在し、そのページが説明を裏付けているか確認する。
- 自分が見ていない経験や実施していない調査が、筆者の体験として書かれていないかを見る。
- 送信や公開をする前に、相手や読者に誤解を与えない表現へ直す。
「出典も付けて」と頼んでも、正しい出典が保証されるわけではありません。分からない項目を無理に埋めず、未確認として保留することも必要です。
小さく試してから仕事に使う
まずは個人情報や秘密を含まない題材で、構成や言い回しの候補を作る使い方から試します。質問には目的、読み手、長さ、確定している事実を伝えましょう。最終的な判断と送信・公開の確認は、利用者が行います。
漏洩が気になる方は、個人情報漏洩の確認と対処も参考にしてください。

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